大切な愛犬のおやつには「余計な物が入っていない安心な物を」と思ったことがある飼い主さんは多いのではないでしょうか。犬用の手作りご飯となると栄養バランスを考慮しなくてはならないので少々ハードルが高いですが、おやつであれば気軽にチャレンジすることができます。
そこで今回は愛犬に手作りおやつを作る際の注意点をはじめ、食品乾燥機を使って簡単に作れる犬用おやつのレシピをご紹介します
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食品乾燥機で愛犬のおやつを手作りするメリット

愛犬のおやつを手作りする最大のメリットは、使用する材料などをこだわることで大切な愛犬に安心して食べさせる事が出来るという点です。また人間同様アレルギーがある愛犬に向けて、食べられる食材のみを使用して安心して食べられるおやつを作ることが出来るのも大きなメリットになります。
材料にこだわることができる

犬用のおやつには保存料や着色料などの添加物が使われています。これらの添加物は味や食感、見た目などを調整するために使用されるもので、添加物=危険ということでは決してないのですが、できることなら余計な添加物は入っていない方が望ましいと感じる方は多いのではないでしょうか。手作りすることによって添加物の入っていないおやつを愛犬に与えることができます。
愛犬の好みや体調に合わせた調節が可能

愛犬の好みや体調によって食材を変えることができるというのも魅力のひとつです。
低コストで作れる

無添加で食材にこだわったおやつは市販でも売られていますが、そういった商品は高価なものが多く、普段使いにはなかなかチョイスできないという方も多いのではないでしょうか。
食品乾燥機を使用すればこだわりの無添加おやつを作ることができて、市販のものを購入するより安く済むという点もメリットのひとつです。
手作りおやつを作る際の注意点

ここでは愛犬のおやつを手作りする際に参考にしていただきたい味付けについてや、食材選びの注意点をいくつかご紹介します。
おやつであれば調味料は不要
基本的に犬が食べるものには調味料は必要ないと考えていいでしょう。犬は人間のように汗をかくこともないのでたくさんの塩分は必要としません。しかし、あまりにも塩分不足になってしまうと嘔吐や下痢、ふらつきなどの症状が現れることもあるので要注意です。
犬のナトリウム摂取量の推奨値は1kgあたり50㎎と考えられています。ナトリウム摂取量=塩分摂取量ではないので、下記の塩分の算出方法を参考にしてください。
塩分摂取量の計算は面倒に感じる方も多いと思います。普段の食事で市販されているドッグフードを与えているのであれば必要な栄養素は摂れていると考え、おやつは塩分を加えないで作っても良いでしょう。
参考までに塩分の計算方法をご紹介します。
【1日の塩分摂取量の計算方法(50kgの成犬の場合)】
50kg(体重)×50㎎(ナトリウム推奨値)=2500㎎(1日分のナトリウム摂取量)
2500㎎×2.54÷1000=6.35g(塩分摂取量)
犬が食べてはいけない食べ物は?

人間と犬は食べる物が同じではありません。美味しいものを愛犬と一緒に楽しみたいと思われる飼い主さんもいると思います。しかし人間にとって美味しい食べ物も犬にとっては有害な食べ物があります。愛犬の健康の為にも、犬にとって有害な食べ物を知っておくことが大切です。
チョコレート

チョコレートを犬に与えてはいけないというのはよく知られています。万が犬が一チョコレートを食べてしまうと嘔吐、下痢、のどの渇きの増加など、場合によっては死に至る犬にとっては危険な食べ物のひとつです。
カフェイン

カフェインには中枢神経を刺激して興奮する作用がありますが、犬がカフェインを大量に摂取してしまうと中毒を起こし嘔吐や下痢、けいれんなどの症状が現れることがあります。最悪の場合死に至ってしまうこともあります。
玉ねぎ・にんにく

玉ねぎやにんにく、長ネギなどに含まれる有機チオ硫酸化合物は、人間にとっては抗がん作用や血栓予防など健康を促進してくれる効果がありますが、犬が誤って食べてしまうと嘔吐や下痢などの中毒症状が起こる危険な成分です。また赤血球が破壊されてしまうことで貧血が起こり、呼吸数の増加や元気がなくなるなどさまざまな症状が現れます。
アボカド

アボカドには胃の不調を起こすペルシンという成分が含まれています。
マカダミアナッツ

マカダミアナッツは数粒食べただけでも筋力低下や麻痺、協調運動失調を引き起こすことがあります。
ぶどう・レーズン

ぶどうとレーズンは全ての犬に対して危険な食べ物ではないですが、まれに腎不全を起こす犬もいるとされています。嘔吐や下痢、元気がなくなるなどの症状が出たり、最悪のケースでは死に至ることもあるので犬には与えないようにしましょう。
愛犬のおやつレシピ

食品乾燥機を使用した愛犬おやつのレシピをご紹介します。肉や魚はもちろん、ビタミンや食物繊維が豊富な野菜やフルーツを使用したおやつは愛犬の健康管理にもピッタリです。
肉・魚のジャーキーの作り方

STEP 1 カット

均一にするために半冷凍状態にして、5mmほどの薄さでカットします。繊維を断ち切るようにカットすることで、完成後に手でちぎりやすくなります。
STEP 2 乾燥・完成

食品乾燥機のトレーにカットした肉や魚を並べます。温度設定は70℃、時間は4時間程度を目安にお好みの固さになるまで乾燥させればジャーキーの完成です。
STEP 3 保存

保存容器に入れ冷蔵庫または冷凍庫で保存します。
肉や魚を半冷凍にしない場合は麺棒などで薄く伸ばしても大丈夫ニャン。冷凍した物を麺棒で伸ばすとボロボロになることがあるので注意!
保存期間は乾燥具合によるニャン。水分を残したソフトなジャーキーの場合は早めに食べきるか、冷凍保存がおすすめ。
【肉や魚の選び方】
愛犬のおやつ作りに使う肉は低脂肪な物を選ぶようにしましょう。鶏むね肉やささみヒレ肉などがおすすめの部位です。
魚についてはイカやタコなどを除けば食べても大丈夫な魚はたくさんあります。その中でも貧血予防に効果的なマグロは特におすすめです。
野菜・ドライフルーツの作り方

STEP 1 カット

食材を5mm程度の薄さにカットし、食品乾燥機のトレーに並べます。
STEP 2 乾燥・完成

温度設定は40℃、時間は10時間を目安にお好みの固さになるまで乾燥を行えば、乾燥野菜・ドライフルーツの完成です。
STEP 3 保存

保存容器に入れ冷蔵庫または冷凍庫で保存します。
【野菜やフルーツの選び方】
野菜やフルーツを選ぶ際には前述した犬が食べてはいけないものを除けば、あらゆる食材を使用することができます。ブロッコリーの茎やキャベツの芯など、捨ててしまいがちな部分などを使用するのもおすすめです。
愛犬のおやつ作りにおすすめの「マレンギプレミアムD5」

愛犬の手作りおやつを作る際は、一度にたくさん作ることができる食品乾燥機がおすすめです。
家庭用食品乾燥機の中でも最上級モデルである「マレンギプレミアムD5」は容量が大きいだけでなく、浸透率が高い近赤外線乾燥モードを搭載しているため食材を内部からしっかりと乾燥させて栄養豊富なおやつを手軽に作ることができます。
また、従来の温風乾燥モードも搭載しているので、食材の乾燥具合をお好みで調節することも可能です。
まとめ
商品 | 特徴 |
---|---|
最高温度が70度と高いため、肉や魚の乾燥にも使用可能。 愛犬の無添加おやつ作りに最適です。 |
食べてはいけない食材とアレルギーにさえ注意すれば愛犬用のおやつ作りは意外と簡単です。
乾燥具合などの調節も自在に行える「マレンギプレミアムD5」を活用して是非手作りおやつに挑戦してみて下さい。
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