若手農業団体「たけちょう商店」さんをご紹介!新潟県三条市下田地域をもりあげるために活動中
たけちょう商店さんとのコラボ企画、「純なめこプレゼントキャンペーン」を開催いたします!
応募期間は2022年10月28日まで!期間中は各社SNSで純なめこの情報も発信していきますのでぜひご覧下さい!(※キャンペーンは終了いたしました。沢山のご応募誠にありがとうございました。)
今回は”たけちょう商店”について詳しくご紹介!
純なめこ農家「たけちょう商店」
「里山を次世代へ繋ぐ」
生産者であるたけちょう商店は、代表「竹内さん」とボランティアメンバーによる若手農業集団です。
3年間のサラリーマン生活を経て、幼少期に感じた里山での純粋な「楽しさ・おいしさ」を次世代に繋げていきたいと、脱サラし農家になりました。
「里山を次世代へ繋ぐ」という理念から、農地には、地元「下田地域」の耕作放棄地や有休農地を活用しています。
たけちょう商店発足について
代表である竹内さんにたけちょう商店発足について語っていただきました。
サラリーマンから脱サラ農家へ
私の両親はともに起業しており、私自身も高校生時代から「起業したい」と漠然と思っていました。
実家を支えるためと、大学卒業後は地元の大手家電メーカーに就職。
悩み始めたのは、入社3年目あたりです。高校生から持っていた理想像と自分のサラリーマン姿との差を苦しく思うようになっていました。
そんな状況から抜け出したいと、母のスナックでボーイとして働きます。農業の道へ進むきっかけもそのスナックのお客様からのお誘いです。
「下田地域で農業をしてみないか?」と言われ、今でも不思議に思いますが、その場で即決しました。そのまま、週末だけの兼業農家に…(笑)。
純粋な “楽しい・おいしい”の原体験
兼業農家から専業農家になる後押しをしてくれたのは、祖父との思い出です。
早期退職の後、耕作放棄地で農業をしてた祖父は、小さい私も里山に連れて行ってくれました。
祖父と過ごした里山は“楽しい”思い出でいっぱいです。農作業のはずが、用水路でザリガニを釣ったり、カブトムシを採ったり。たくさんの経験を与えてくれました。
しかし、私が低学年のころ、祖父にガンが見つかり、治療のために畑を中断しました。
手術は無事成功したのですが、そのあとの祖父の姿が強く目に焼き付いています。「やはり楽しいから辞められない」とすぐに農業を再開したのです。とても嬉しそうでした。
残念ながら、ガンが再発して祖父が他界。
農業の思い出も忘れません。祖父と一緒に育てた野菜はみずみずしかった。大人になった今だから思うのかもしれませんが、力強い自然の味がしました。
20年以上たった今でも鮮明に思い出します。
純粋な記憶を繋げたい
たけちょう商店
たけちょう商店は、祖父からもらった里山での純粋な「楽しさ・おいしさ」を原体験をもとに立ち上げた会社です。
里山での純粋な感動を私が祖父から受け継いだように、私も次世代にも繋げたい。
野菜の“おいしい”はもちろん、遊びの“楽しい”もバトンパスしていきたいです。
今後、たけちょう商店にかかわってくれる人たちとは、家族の延長線上にあるような関係で仕事が出来ればと思っています。
たけちょう商店のこれから
たけちょう商店を立ち上げてからまだ2年ですが、次のようなことを実現させたいと思っています。
まずは栽培の拡大。もちろん耕作放棄地や遊休農地を使用します。野菜を育てる過程から食べるところまで、体験できる場にしたいです。
次に加工食品です。少しづつはじめているのですが、販路拡大のため、生産団体との連携をしていきたいです。
食品や食材はもちろん下田のもので、笹団子やヒコゼン、下田で採れた野菜、きのこ、山菜のよさが全国に伝わればと思います。
栽培から加工まで携わることで、新しい価値を創りだし、地域の将来を担う次世代を育てていきます。
下田地域の方々
竹内さんに案内してもらい、地域の方々のお話を伺ってきました。
熊倉さん
「”ごんぼっぱ”の笹団子」を次世代へ繋ぐ
熊倉さんは、自家製・地域内の食材を使った郷土料理を製造販売しています。製造する郷土料理のひとつは“笹団子”。
笹団子は新潟県全体で作られる郷土料理ですが、下田地域ではヨモギの代わりに”ごんぼっぱ(オヤマボクチ)”を使用しています。ヨモギにある苦みやクセがなく、食べやすいのが特徴です。
製造するのは熊倉さんと地域の方々合わせて7人。少人数で生活の合間に生産しているため、笹団子の注文はリピーターから受けるだけとなっています。
材料の“ごんぼっぱ”には里山に自生するものを使用しますが、耕作放棄によって荒れた里山では、生息数が減少してしまいました。
たけちょう商店は「”ごんぼっぱ”の笹団子」を受け継ごうとごんぼっぱの栽培から行っています。
刈谷さん
「たけちょう事務所のお隣さん」
刈谷さんはたけちょう商店事務所のお隣さんです。農業に対しては厳しい意見を持っていて、「農家は身を粉にして働くべし」と教えてくれました。
下田生まれ下田育ちですが、八郎潟干拓の際、秋田県に移住しようかとも考えてたそうです。しかし、下田に残ってよかったといいます。
「下田の魅力は何といってもお米のおいしさ。お米がこんなにもおいしいのだから、スイカやメロン、何を育ててもおいしいだろう」と。
渡辺さん
「地域を美化・活性化させたい」
渡辺さんは空地の利用に力を入れています。米作りには地域の人が高齢化や規模縮小で手放した非効率な三角形・変形の田んぼを使用しているそうです。
その他には、空き地に花の種を撒いて地域の美化を図っています。春には菜の花、夏にはひまわりが一面に咲き、写真に収めようと足を止める人々もいるとのこと。
たけちょう商店には発足当初から畑の紹介や農業機械の貸し出しをしており、今でも心強い相談相手になっているそうです。
たけちょう商店メンバー
ボランティアで参加しているメンバーにインタビューしました。
あらっち:ホームページ制作 ・畑の便利機器作成
■参加したきっかけは?
新しいことに挑戦したいと思っていたタイミングで、竹内さんから声をかけていただきました。メンバーと農作業を行い、楽しさを実感しています。
■今後の目標を教えて下さい!
農作業に参加しながら、ホームページリニューアルの勉強をしています。見やすさの改善はもちろん、楽しめるコンテンツ作ったりと、多くの方に利用していただけるようにしていきたいです。
大倉秀之:生産担当
■参加したきっかけは?
高校の同級生でもある竹内さんに誘われて、活動に参加しました。当初は土日に手伝う程度でしたが、農業の楽しさに気づき、2年ほど前から生産担当として毎週参加しています。
■今後の目標を教えて下さい!
手探り状態の野菜作りで、多くの失敗を経験しています。 過去の失敗を活かし、 お客様から「たけちょう商店の野菜は格別に美味しい」と言ってもらえるようになりたいです。
金子ゆか:生産担当
■参加したきっかけは?
最初はダイエットになると思い、参加していました。しかし今では、「陽に当たること」や「土いじり」の楽しさを実感しています。
■下田地域の方々について教えて下さい!
地域の方はとても優しく、畑で作業していても、近くのホームセンターに買い物していても話しかけてくれます。受け入れてくれる感じがとてもありがたいです。
佐野菜々緒:デザイン担当
■参加したきっかけは?
「食べ物を育ててみたい」という思いがあり、活動に参加しました。たけちょう商店では「見せる」伝言役をしています。ロゴマークや店頭用のポップ、名刺などの制作など色々やっています。
■下田地域の方々について教えて下さい!
近所の方と、作業着を着て農作業をして、「あっついですね〜」なんて話をしていると、不思議と連帯感が芽生えます。一緒に手を土で汚して、つまみ食いとかをすると、もっと。
中澤駿:生産・経理担当
■参加したきっかけは?
農業を手伝ってみないかと竹内に誘わたのがきっかけです。最初は全く興味がなかったのですが、土を耕し、植物の成長を観察してみると楽しさと充実感がありました。
■下田地域の方々について教えて下さい!
農作業をしていると地域の方から声かけていただきアドバイスや時には野菜をくれたりと応援してくださる方が大勢いることに感謝しております。
古川元一:ソフトウェア・ハードウェアの開発
■参加したきっかけは?
下田でエンジニアと農業を組み合わせると面白い存在になれるのでは?と思い、活動に参加しました。農業活動を便利にするソフトウェアやハードウェアの開発をしています。
■今後の目標を教えて下さい!
LINEアプリを筆頭に、たけちょう商店だけでなく他の方々の活動も支援できるようなアプリの開発を目指していきたいです。
プレゼントキャンペーンの詳細はこちらから!
(※キャンペーンは終了いたしました。沢山のご応募誠にありがとうございました。)
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