ジズライザーで刈払いの労力軽減!メリットと取り付け方をご紹介
刈払機の疲労を軽減する「ジズライザー」という商品を知っていますか?畦畔や農道など、農家にとって必須の作業である草刈り。また、一軒家に住んでいる方も自宅周辺の草刈りを行いますが、腕や腰などの疲労感は悩みの種です。
そこで今回は、草刈りの負担を軽減したい!という方に、ジズライザーをご紹介します。特徴やジズライザーを使用するメリット、お使いの刈払機に合わせた取り付け方法について解説します。
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ジズライザーとは
ジズライザーは、農業関連製品の販売などを手がける株式会社北村製作所が開発した、女性でも楽に作業ができる刈払機用の草刈機専用補助アイテムです。
通常は先端部分にある金属部品の摩耗を防ぐため、刈払機の先端を少し浮かせた状態で使用するため重労働です。また、気を付けていても地面に刈払い機が接触してしまい、機能性の低下やボルトやナットが丸くなると刈刃を外せなくなることが起きてしまいます。ジズライザーシリーズはそんな草刈り作業のお悩みを解決してくれる補助アイテムです。
刈払い機の刃先部分を地面に置いて草刈りが行えるため、先端部分を浮かせる必要がなく、労力が軽減できて作業が楽になります。また、ボルトやナットはジズライザーによって保護されるため、削れる心配がなくなります。
ジズライザーを使用する5つのメリット
ジズライザーには使用者に優しい様々なメリットがあります。どんなメリットがあるのか見ていきましょう。
安定した草刈りが行える
ジズライザーはお椀型になっているので地面を滑らせながら安定した草刈りが行えるため、安定感が増して腕や腰といった体への負担も軽減します。
きれいに刈ることができる
刈払機を浮かせた状態では草丈がまばらになってしまいますが、ジズライザーを支点に刈払機の角度を変えることで、残す草丈の調整が簡単にできます。刃先を少し斜めに傾けることで地面の際から、刈刃と地面を平行にすれば2cmの長さできれいに刈ることができます。
劣化や破損が起こりにくい
ジズライザーは、コンクリート上で630分行った摩耗テストにも耐えるほど耐久性に優れています。また、150cmの高さから6kgのボーリング玉を落としても割れや歪みが発生しないことが証明されています。そのため、ジズライザー本体の劣化や破損が少ないだけでなく、刈刃を固定するボルトやナットの保護にも繋がります。
草の巻き付き軽減
刈払機に草が巻き付いたり絡んだりすることは草刈り中の悩みのひとつです。ジズライザーの形状はお椀型になっていて草が地面に逃げるので、巻き付きなどを軽減してくれます。そのため、作業の中断が減り作業効率の向上にもつながります。
どんな刈払機にも対応
ジズライザーには芯出しゲージが付属しています。刈払機の軸やボルトが6mm、7mm、8mm、10mmであればどんな刈払機にも取り付け可能です。芯出しゲージによって中心に取り付けることができ、安定した草刈りを行うことができます。また、固定金具と一体になっているので、新たに固定金具を用意する必要もありません。
ジズライザーの種類と選び方
ジズライザーシリーズには、大きく分けてチップソー用、ナイロンコード用、チップソー・ナイロンコード兼用の3つのタイプがあります。また、刈払機の種類以外にも用途や作業場所によっても使い分けることができます。自分の使い方に合ったジズライザーを選ぶようにしましょう。
チップソー(刈刃)専用タイプ
刈払い場所を選ばない!「ジズライザー ZAT-H20A」
「ジズライザー ZAT-H20A」は、田んぼや砂利道、道路脇や山林など場所を選ばずに使うことができます。チップソー用のジズライザーを探している方にはこちらのジズライザーがおすすめです。カラーバリエーションは、赤・青・黄・緑・橙・黒の6種類となっています。
小さく軽いプロ仕様「ジズライザープロ ZAT-H18A」
「ジズライザープロ ZAT-H18A」は、従来よりも小さく軽くなったジズライザーです。細かな刈高調整が行えて小回りも効くので田んぼ周りや道路脇はもちろん、森林や荒地などでの作業にも適しています。耐久性も向上し、長期間使用できるのでコストパフォーマンスに優れた商品です。
初心者におすすめ!「ジズライザー ワイド120 ZAT-H30A120」
「ジズライザー ワイド120 ZAT-H30A120」は、背高・幅広設計で草刈りに不慣れな方におすすめです。地面への引っ掛かりが少なく、刈刃による石跳ねや草の巻き付きが最小限に抑えることができるので、初心者でも安定感抜群な草刈りが行えます。
高刈りに!「ジズライザー ハイ50 ZAT-H50AA」
「ジズライザー ハイ50 ZAT-H50AA」は、高刈りに対応したジズライザーです。通常の草刈りではイネ科の雑草のみが増加するため、害虫の増殖につながりますが、高刈りでは様々な雑草が競合になることによって害虫の増殖抑制につながります。
チップソー・ナイロンコード兼用タイプ
3種類の刈り方ができる!「ジズライザーエアー ZAT-H24B」
「ジズライザーエアー ZAT-H24B」は、チップソーとナイロンコードが併用できるジズライザーです。チップソーのみ、ナイロンコードのみ、チップソーとナイロンコードの併用の3つの使用方法ができます。付属のナイロンコードはチップソー使用時に簡単に取り付けられます。チップソーとナイロンコードの併用でキワ刈りに最適です。
小型でプロ向け「ジズライザープロエアー ZATH24C」
「ジズライザープロエアー ZATH24C」は、小型化してプロ仕様になったチップソーとナイロンコード併用型のジズライザーです。もちろんチップソー、ナイロンコードどちらか一方での使用もできます。
ナイロンコードは、「カシメ付きコード」、「フリーコード」のどちらにも対応。用途に応じてナイロンコードを2本出しと4本出しに調整することも可能です。
ナイロンコード専用タイプ
省エネ運転が可能な「ジズライザー エアードライブ180」
「ジズライザー エアードライブ180」は、ナイロンコードを使用する刈払機で使用できるナイロンカッターです。小型な円盤型になっているのでナイロンコードやエンジンに負荷がかからず草刈りが行えます。
底面がドーム型になっていて小石などの飛散が防げるほか、従来のナイロンカッターでは不可能であった凸凹な場所や傾斜地でも滑らかで安全な草刈りが行えるのが特徴です。また、姿勢が乱れにくくなるジャイロ効果を向上させたことで安定感が抜群で疲労軽減にもつながります。
ジズライザーの取付方法
ジズライザーの取付方法はとても簡単。ほぼすべての刈払機に対応しています。ここでは、チップソー使用時、ナイロンコード使用時、チップソー・ナイロンコード併用時それぞれの取付方法を紹介します。
チップソー使用時
刈払機に刈刃をセットしたら、ジズライザー内側にある段差と刈払機のヘッド部分の段差が合っていることを確認し、ボルト(ナット)をしっかりと締めてください。ジズライザーは固定金具が一体になっているので、刈払機に付属している押さえ金具は使用しません。
ナイロンコード使用時
刈刃代替プレートを刈払機のヘッド位置に合わせて置き、ジズライザー内側の段差と仮払機のヘッド部分の段差を合わせたらボルト(ナット)をしっかり締めてください。純性のストッパー付きのナイロンコードであれば取付穴に挿し込むだけで簡単にセットできます。
チップソー・ナイロンコード併用時
ジズライザー内側の段差と刈払機ヘッド部分の段差を合わせてからボルト(ナット)をしっかり締めて、取付穴に付属のナイロンコードを挿し込みます。刈刃を使用する場合は、代替プレートは使用しません。
段差がない場合は?
刈払機に刈刃や代替プレートをセットしたときに段差がない場合は、付属の芯出しゲージを使用してください。4種類の(6mm、7mm、8mm、10mm)芯出しゲージが付属しているのでお使いの刈払機に合ったものを使用しましょう。段差がある場合芯出しゲージは不要なので、そのまま取り付けることができます。
まとめ
今回は、安定した草刈りを実現できるジズライザーシリーズの特徴や種類の違いについて紹介しました。自分に合ったジズライザーを選んでみましょう。
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