農業を副業で始める方法とは | メリット・デメリットやおすすめの作物がわかる
農業は、近年副業として注目を集めているビジネスの1つです。主要ビジネスとして農業を始めるのとは異なり、収益を気にせずに農業を楽しめます。この記事では、農業を副業で始める方法をわかりやすく解説します。農業を副業で始めるメリット・デメリットや、おすすめの作物を解説するので、農業を始める際の参考にしてください。
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農業は副業にできる
農業は、本業と両立しながら副業で始められるビジネスです。副業であっても、農業で年間15万円以上の収入を得られれば、農家と名乗れます。副業として農業をする人の働き方はさまざまですが、週末は農家として働き、平日に会社員として働く人もいます。本業に加えて副収入を得られるのは、農業を副業にする大きなメリットです。 直売所、ネット販売、JA(農業協同組合)などの販売経路を利用して、農作物を販売できます。
※参考:用語の解説・農林水産省
兼業農家とは何か
兼業農家は、農業とは別の仕事と農業を兼業している農家です。兼業農家には種類があり、第一種兼業農家と第二種兼業農家に分類されます。第一種兼業農家は、農業と異なる仕事から得た収入を、農業から得た収入が上回っている兼業農家です。第二種兼業農家は、農業で得た収入よりも、農業とは別の仕事で得た収入の方が多い兼業農家です。 農業経験がない人は、第二種兼業農家から始めて経験を積みながら、将来的に専業農家になる人もいます。
副業として農業を始める3つの方法とは
副業として農業をする主な方法は、週末農業、農業アルバイト、半農半Xの3つです。以下で、それぞれについて解説します。
週末農業
週末農業は、週末のみ農業をする働き方です。本業で生計を立てながら、収益を気にせずに農業を始められるため、手軽に農業をしたい人におすすめです。将来的に専業農家になりたい人は、週末農業で農業経験を積めます。 週末農業は、運動不足の改善に役立ちます。オフィスで働く人は、運動する機会が少なくなりがちですが、週末の農作業が運動になり、体の健康促進につながるでしょう。
農業アルバイト
農業アルバイトは、農業法人もしくは農家でアルバイトをする働き方です。給料を得ながら農業に関する知識や技術を学べるため、収益を気にせずに安心して農業を始められます。アルバイトだけではなくパートの求人も探せば、選択肢が広がり、自分に合った仕事を見つけられるでしょう。未経験の求人もあるため、農業初心者でも問題ありません。
半農半X
半農半X(はんのうはんえっくす)は、農業で自給自足して、農業以外の仕事をする働き方です。家族や自分に必要な食材を農業により栽培して収穫します。やりたい仕事で生計を立てながら農業がしたい人におすすめです。半農半Xでは、農業に必要な労力が、半分になるように考えられており、少ない労力で農業を始められます。
農業を気軽に始める方法とは
シェア畑、市民農園、家庭菜園は、気軽に農業を始めたい人におすすめの方法です。以下で詳しく解説します。
シェア畑
シェア畑は、区画で分けられた畑を利用できるサービスです。農業経験がない人に向いているサービスで、必要な資材や農具は一式レンタルできます。原則営利目的の利用ができないため、副業には向きませんが、農業をまず始めたい人におすすめです。
市民農園
市民農園は、都市部に生活する人や会社員の家庭向けに、小面積の農地を貸し出している農園です。農家や農業経験者でなくても利用でき、一般の人が農地を借りられる点が特徴です。営利目的では利用できませんが、農業体験がしたい人に向いています。
家庭菜園
家庭菜園は、気軽に農業を始めたい人におすすめの方法です。自分の土地を利用して畑を作り、作物を栽培すれば、シェア畑や市民農園よりもコストを抑えられます。必要な資材や農具は自分で用意しなければならないため、農業を始める前に準備が必要です。
農業を副業にするメリットとは
副業として農業を始めれば、自分の生活やスキルの面で多くのメリットが得られます。以下で詳しく解説します。
育てた果物や野菜を食べられる
副業で農業をすれば、栽培した作物を自分のタイミングで収穫可能です。鮮度のよい果物や野菜を食べて、美味しさだけではなく収穫できた達成感や喜びを感じられます。種まきから収穫まで自分で管理するため、安心安全な食材を食べられます。体によい栽培方法を実践すれば、健康な体づくりにもつながるでしょう。
ストレス解消につながる
農業を始めれば、自然を身近に感じられる環境で働けます。季節の変化や自然を感じて、ストレス解消になり、体を動かして運動不足も解消できます。都市部で働く人やオフィスで働く人には、特におすすめの副業です。シェア畑や市民農園などを利用すれば、農業を通してさまざまな人と交流でき、気分転換にもなります。
新しいスキルが身につく
農業をするには、農作業だけではなく作物に関する知識が必要です。農業をきっかけに食べ物の知識が深まり、今まで知らなかった知識が身につきます。農業によってより健康的な食生活を意識でき、食べ物への関心を高めるきっけにもなるでしょう。また、子どもと一緒に果物や野菜の栽培方法を学べるため、子育てにも活用できます。
利益を気にせず手軽に農業を始められる
副業であれば、本業で多忙な人でも農業が始められます。土日や祝日を利用して、自分のペースで作業可能です。作物によっては、畑や作物の状態を毎日確認しなくてよいため、通常の農業に比べて負担が少なくなります。作業の負担をさらに軽減したい場合は、虫や鳥から作物を保護できる防虫ネットを設置する方法が便利です。
農業を副業にするデメリットとは
メリットの多い農業ですが、コスト、収益、時間・体力の面でデメリットもあります。以下で、それぞれ解説します。
コストがかかる
農業を始めるには、本業か副業かにかかわらず、初期費用や維持費が必要です。農地をレンタルする場合は、継続的にレンタル費用がかかり、家庭菜園であれば、農具の購入や栽培に必要な資材を適宜購入しなければなりません。販売状況や収穫量によっては、赤字になる場合もあります。具体的な計画を立てて、収益化に向けた努力や工夫が必要です。
短期間で収益を出すのは難しい
農業で収益を出すには、最低でも数か月はかかります。作物が収穫できる状態になるまでには時間が必要であり、収穫までの管理も欠かせません。十分な収益を生み出すには、長期的な努力が求められます。短期的に成果や収益を出すことを目的にするのではなく、長期間にわたる日々の努力の積み重ねを心がけて行動しましょう。
時間と体力が必要になる
副業として農業をするには、ある程度作業する時間が必要です。本業が多忙で時間をつくれない場合は、始める時期を遅らせるか、しばらく様子を見るとよいでしょう。作物を販売するには、きれいで適度な大きさに育てなければならないため、日々の手入れが必要です。また、本業との両立で休みがなくなる場合もあり、十分な体力が求められます。
副業の農業におすすめの作物とは
副業の農業におすすめの作物は、トマトとナスです。以下で、それぞれの特徴を解説します。
トマト
トマトは、副業として農業をする際におすすめの作物です。畑の面積が狭くても栽培できるため、広い土地の確保が難しい場合でも、栽培できます。水やりの頻度も他の作物に比べて少なく、本業が忙しくて時間が取れない人に向いています。
ナス
ナスは、収穫可能な期間が長い作物です。トマトと同じく狭い畑でも栽培でき、副業の農業に向いています。雨や直射日光にも強いため、作物の栽培に慣れていない人でも、栽培しやすい作物です。
まとめ
農業は、副業でも始められるビジネスです。副業として農業を始めれば、鮮度の高い果物や野菜が食べられて、ストレス解消に役立ちます。また、収益を気にせず農業ができ、食材の知識や栽培技術などの新しいスキルの習得も可能です。
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